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大晦日にあたり

『カウンセリング』が一般に口にされるようになって60~70年と経過してきました。
カウンセリングというと、「全面的な受容」によって相談にいらした方の「自発的な解決力を甦(よみがえ)らせる」ものと信じられてきました。確かに、普通の悩みや進路の迷いなどには有効でした。しかし、カウンセリングの対象が「いじめ」「不登校」「落ちこぼれ」「発達障害」と拡大してくると、肯定も否定もしない「頷(うなずき)」だけではどうにもならず、「行動変容」「環境変容」が積極的に取り入れられるようになりました。
自律訓練(リラクゼーション)、行動療法(オペラント法)、そして親御さんへの合理的なコンサルテーションなど、いろいろな方法が開拓されてきました。
お子さんの抱えている個別的な問題を解決するためにはどのようなアプローチが適切か、研究所では的確なアセスメントに基づくアドバイスを行っております。来年もよろしくお願いいたします。

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