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「性格」は変わる、変えることが出来るのか?

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人柄とか、個性とか言われるものは、概ね「性格」「人格」と言われるものに近いでしょう。源となっているのは、親から遺伝として伝わってきた「気質」とか「体質」というものなのです。生まれて育っていくところで、親・兄弟・姉妹など周囲の人とのかかわりで「性格」は出来上がっていきます。
親が厳しいと叱られないための方略をとるようになるでしょう。親に合った態度や行動をとったり、しっかりと状況を確かめてから行動するなどの癖が身につきます。これは、一般的には「内向的」と言います。一方、親が放りっぱなしでとやかく口出ししないと、伸び伸びとしっかり確かめずに動く癖が身につきます。これは、「外向的」と言います。
以上は遺伝から、幼児期のしつけ(基本傾向)から作られてくるものです。
その後も立場、役割を継続することにより更に身につけたり、変容したりする習慣的人柄があります。それらはもっともらしい顔付きをしているから「先生風」、「役人風」、腰が低くて愛想がよいから「商人風」、「営業マン風」といった習慣的人柄が身につきます。そして、一人の人間がサラリーマン・夫・父親・登山家など、何種類かの役割を演じています。その役割に応じた言動が必要でしょう。
「性格」は役割・習慣的人柄の方はどちらかといえば変化しやすい。気質や基本傾向は変わらないと一般に言われています。こうした総合的な人柄を「パーソナリティ」と心理学では表しています。

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